設備の体質改善ですが、生産計画通りに仕事を消化していくには、設備を常に最良の状態にしておくことが必要になります。
特に最近の印刷業界では“短納期”が要求されており、納期厳守が絶対条件となっています。これを可能にするのが、自主保全と改善のふたつの活動です。
自主保全は、オペレータ自身ができる活動で、改善活動は、更に良くするために第3者の技術を利用する方法です。
はじめに設備の体質改善の中で最も重要な割合を占める「自主保全」について説明します。
「私、印刷する人、あなた直す人」では、印刷機械を常に最良の状態に保つことはできません。「自分の機械は、自分で守る」と言う気持ちが大切です。
印刷機械の状態を一番良く知っているのは、オペレータであり、オペレータ自身の自主保全に対する技術と意識を向上させることが必要です。その為には、各自が目標を明確にしてステップアップする計画を立てて行きます。
自主保全のStep1は「初期清掃」Step2は「発生源・困難箇所対策」以下「清掃・給油基準の作成」「総点検」「自主点検」「工程品質保証」と続き、Step7は「自主管理」です。(表1)に各項目の活動内容や狙い、指導/援助などを纏めております。
「初期清掃」から取り組むのは、特別な技術を必要とせずに誰にでもできることであるからですが、簡単なことから入ることで小集団活動に慣れる効果を狙っております。
次の「発生源・困難箇所対策」では、一歩踏み込んで、機械の仕組みを覚えて、簡単な補修は自分で解決することで、興味と喜びを持たせ自主保全に繋げて行きます。
最後の「自主管理」では、自らが問題点を発掘して、解決することを習慣とすることで、故障、不良の未然防止に効果が出ることを期待しています。
