PMはPreventive Maintenance(予防保全)を意味するのに対し、TPMはTotal Productive Maintenanceのことで、全員が参画して、生産設備をメンテナンスする体制づくり、すなわち『全員参加の生産保全』のことを言います。
日常的な点検や異常の早期発見とその復元などが、普段の仕事の中で確実に行われていること、そしてより信頼性・保全性の高い設備を保有することを実現するための活動であり、設備からトラブルを出さないための活動が関係者全員によって行われることで、文字通り“故障・トラブル発生ゼロ”の工場の実現を目指しております。
この活動を成功させるためには、重複して行う“小集団活動”がもうひとつの柱であり、トップから第一線の従業員まで、工場全体が一丸となって、ひとつの目標に向って取り組んでいくことが“成功の鍵”と言われています。
印刷工場のTPMには『重複小集団活動』をベースとした『人の体質改善』と『設備の体質改善』と言われる物心両面からの改善活動が必要です。(図1)
『重複小集団活動』については最後にご説明することとし、まず人の体質改善と設備の体質改善から話を進めて参ります。