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テクノプラザ LITHOPIA MAX+の開発にあたって 4

MAX+Power=省力化を推進する、先進のデジタル技術

インライン印刷品質制御装置 MAX DIAMOND EYE

 新聞印刷で確立された技術をより高度な商業印刷用にレベルアップしたもので、IGAS2007で実機に搭載して発表した。プリプレスから取り込んだ基準絵柄のデジタルデータと、機上のセンサで読み取った全面絵柄データとの比較を行い、色の制御を行う。通常、商業オフ輪で印刷される印刷物には、カラーパッチをつける余白の無いものが多く、新聞用のシステムを開発した時点から、商業用として製品化の要望があったが、商業印刷は、新聞印刷に比較して印刷品質の要求精度が高く、印刷資材の組合せも多く、特に紙種変更が頻繁に行われることから、紙による発色の違いが実用化への大きな壁となっていた。しかし、枚葉印刷機用の、カラーパッチなしで全面絵柄を計測して色調管理を行う三菱絵柄色調管理装置(MCCS-V)が開発され、商業印刷に対応した色調管理のノウハウが蓄積されたことで、商業オフ輪印刷に対応した色調管理が実用化されるに至った。
 MAX DIAMOND EYEの最大の特徴は、色合せの基準として、プリプレスからの画像データを使用するため、運転開始ボタンを押すだけで、オペレータ操作を必要とせず全自動で色合せが出来ることである。ワークフロとしては、PPCサーバは、CTPからCIP3/4データを受信、制御用データに変換して蓄積する。蓄積されたデータは、IPCII+を経由しMAX DIAMOND EYEの制御装置へ送信される。オペレータが行うIPCII+によるジョブ設定にリンクして、必要な情報をPPCサーバから自動的に取得するので、操作は非常に簡単で、新規ジョブ、リピートジョブに拘わらず“どの様な制御をしたいのか”という最低限の設定をするだけで準備完了である。印刷が開始されると、制御装置は、受け取った画像データと実際にセンサで計測したイメージデータを比較して、自動的に検査・制御を行う。MAX DIAMOND EYEの濃度制御機能には次の2つのモードがある。


図5 MAX DIAMOND EYE:センサー部

a. 立ち上げ制御機能(三菱独自技術)

 事前準備として、本装置を搭載する輪転機の色再現特性を補正するデータ作成のため、通常使用するインキや用紙を組合わせて専用カラーチャートを標準条件で印刷し、これを計測して基準カラーデータを作成する。実際の営業運転では、使用する印刷資材に対応した基準カラーデータを選択すれば、イメージデータから目標濃度を自動的に設定制御を開始する機能である。本機能は他社に先駆けて開発された独自の機能である。

b. 良紙後制御機能

 オペレータが調整した各色の紙面濃度を目標値として取り込み、これを維持する様に制御する機能で、より高精度の色調管理が必要な場合に使用する。

商業輪転機用新色調インターフェース(MAX Color Navigator)

 インキキー操作を行わずに、見た目の感覚で色調整ができる三菱独自の色調整インターフェースColor Navigatorを商業輪転機用にバージョンアップした。色調整作業のレススキル化でオペレータの早期育成を図る。

MAX Operation=運転・保守作業の負荷軽減を実現する技術

IPCII+の機能拡張

 MIS等と接続してジョブ情報管理を行うことで、輪転機の連続切り替え運転を可能とした。また、機械の停止要因や停止時間を動的に記録したり、メンテナンス項目を必要時期に知らせる保守管理機能を付加した。さらにMISと接続しなくても機械の稼働状況を記録し、グラフ化して生産能率を管理できる機能を付加するなど、IPCII+の機能を拡張したことで一段と使い易くなった。

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