具体的にはインキキーの0点調整、ローラニップの確認、版一ゴム間及びゴム一圧胴間のニップ確認、湿し水の調整などインキの転移に影響がある項目を中心に行います。特にキー開度をプリセットするわけですから、インキキー開度のO点の確認は重要です。
また、この方法では一部のキーの特性を全幅に応用(例えば3~5番キーで決めたパラメータを全幅のキーで使用)するので、幅方向のインキ転移特性の一定化が重要で、特にインキ元ローラと呼出ローラのニップは、転移回数が版胴2回転で1回しかないために、ニップの違いがインキ供給量に大きな影響を与えます。
[確認方法]上記の整備がOKかどうかを確認する手段としては、幅方向に均一な絵柄を作成し、幅方向に均一にインキキー開度を設定して印刷を行います。100~200枚印刷して濃度が安定した状態で、幅方向で濃度が均一ならOKです。使用する絵柄の代表例は、下図のようなものです。


これで最適な変換関数ができたわけですが、IPCIIの場合は、エキスパート設定コースがあります。これは上記のパソコン上の表計算ソフトの内容をIPCに織り込んだもので、これにより実施項目の案内、試験用のインキキーセット等を自動的に行うことができ、また、画面指示に従って濃度計で計測した値を入力して標準濃度を決定するだけでAPI変換関数を作成できます。
またさらに、色調管理装置(MCCSII又はIII)をお持ちの場合には、エキスパート設定画面に従って上記の絵柄を印刷して安定サンプルを色調管理装置で3回計測(Low-Middle-High)するだけで、関数が自動的に作成されるので非常に短時間に設定が行えます。

