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ユーザールポ Vol.20 フジ株式会社

正直であれ。フェアであれ。チャレンジせよ

「フジ株式会社は社員を大切にする、あたたかい家族的雰囲気の会社。これは創業者である会長の人柄による伝統でしょうね」
 そう語る城社長は、社員にあたたかい社風を生かすために、毎年会社のスローガンを社員から公募している。最低1人1点ずつ考えてもらい、役員4人で選んだ2008年のスローガンは「『まあいっか』その一言が命取り!」だ。
 同社の品質重視の考え方が、現場で働くスタッフに浸透しやすい言葉でリアルに表現されている。このポスターは工場内の随所に貼付されており、スローガンを見れば、きっと「いやそれじゃ駄目だ。クレームの原因になるかもしれない。すぐにチェックしてみよう」という気分にさせられるに違いない。
 また、印刷会社では繁忙期には休日勤務となるケースも多い。その際同社では、なんと前日に休日勤務代を現金支給しているそうでこれも社員には非常に好評だという。

 城社長に人生哲学を伺った。
「“正直であれ! フェアであれ! チャレンジせよ!”これが私のモットーです」
 城社長は、フジ株式会社に入社する前は、凸版印刷(株)に36年勤め、うち21年間は、ニューヨーク、ロンドン、アトランタなど海外勤務という珍しいキャリアの持ち主である。
「米国では、アメリカ人のフロンティア精神には大きく影響されました。失敗しても何度でもチャレンジできるビジネス風土は学ぶべき点が多いですね」
 フジ株式会社では、最新鋭の印刷機や品質検査装置の導入など合理化設備を積極的に進めている。その一方で、社員にあたたかい企業風土は受け継がれ、さらに城社長の就任によってチャレンジ・スピリットが吹き込まれた。これらが融合されて、これからの成長の源泉となっていくのであろう。


全印刷機にセッティングされたカメラシステム(品質検査装置)が、この隙間から印刷物の欠陥部分をチェックする。

2008年度のスローガン『「まあいっか」その一言が命取り!』は、工場内の至るところに掲げられている。


全印刷機に導入された品質検査装置により、かつては問題にならなかったような
細かい不良箇所が厳重にチェックされ、自動的にはじき出される。


紙器加工部では、印刷物を型通りに断裁したり、
のり付け、組み立てるなどして完成させる。

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